十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年12月号

特集/新店でめぐる2024年

レトロかわいい十勝(9)「十勝各町村で『レトロ』見っけ!1」

タイル使いがレトロな内風呂も趣がある(芽登(めとう)温泉)

 まだまだあります十勝のレトロ。地域のみなさんに教えてもらった懐かしさや歴史を感じるスポットへご案内します!

<足寄町 芽登(めとう)温泉>
 1901(明治34)年開湯。十勝で最も古い温泉で、豊かな自然の中にあり「日本秘湯を守る会」に加盟。源泉100%掛け流しで加温なしの良質な泉質だ。懐かしさ漂うロビーには歴史を学べるミニ資料館もある。

足寄町芽登2979 
Tel:0156・26・2119 
日帰り入浴/11時~18時。巨岩の湯は11時~13時で男女入れ替え有り、~18時は混浴(7歳以上湯あみ着300円着用) ※清掃で利用できない場合あり 
入浴料金/大人(中学生以上)750円、子ども(3歳~小学6年)250円、乳児(3歳未満)150円
休:月曜



浦幌駅1番ホームや駅前広場から見られる


<浦幌町 ランプ小屋>
 十勝初の鉄道を開業した浦幌町には、当時を物語る鉄道施設が残る。駅構内のレンガの小屋は、1907(明治40)年築造。正式には危険品庫といい、油などを保管していたことからランプ小屋と呼ばれ、現在道東では唯一残る。また列車に乗ると1903(明治36)年に築造されたレンガ造りの乙部トンネルも見ることができる。

浦幌町本町109-1 浦幌駅構内 ※一般公開なし
Tel:015・576・2009(浦幌町立博物館)



種類豊富なカードコーナー


<本別町 マルシメ前田>
 1930(昭和5)年に雑貨屋として創業。店主の前田晃秀さんは3代目にあたる。店内にはぎっしりとプラモデルやトレーディングカードなどが並び、大人の客にも人気だ。特にガンダムのプラモデルは充実の品ぞろえ。親子で楽しめる。


本別町北3丁目2-19 
Tel:0156・22・2224
営:9時~19時(日曜は10時~15時) 
休:不定




<中札内村 開拓記念館>
 道の駅なかさつないの敷地内にある和風の建物は、明治時代に富山から入植した開拓農家の住宅。1988(昭和63)年まで使用されていた。北陸の伝統建築で、吹き抜けの居間や奥座敷の書院造りなどが特徴的だ。隣接する1953(昭和27)年建築の旧農林省馬鈴薯原原種農場を移築・改装した、中札内村豆資料館と併せて見学しよう。

中札内村大通南7丁目14 
Tel:0155・67・2811(道の駅なかさつない)
開館時間:9時~17時 
休:月曜(祝日の場合はオープン) ※冬季休業12~3月



ステンドグラスのような天井


<幕別町 希林亭(きりんてい)>
 2代目店主の和田真好さんと母の千代子さんが営む1980(昭和55)年開業の洋食店。開店当時のままの赤いイスや天井の装飾がすてきだ。先代からの味を守り、自家製デミグラスソースをベースとしたポークチャップやハンバーグがお薦め。

軟らかな道産豚のソテーに、ふわふわ卵のソースがたまらない〈ポークチャップ定食〉950円


幕別町札内中央町445
Tel:0155・56・2105
営:11時30分~18時(LO30分前)、水曜のみ~15:00 
休:木曜、不定休あり

※フリーマガジン「Chai」2024年11月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。