十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年12月号

特集/新店でめぐる2024年

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫「研いだ米の『ざる上げ』」

 かちまいをご覧の皆さま、こんにちは。クッキングエンターテイナーの大西哲也です。今日もよろしくお願いいたします。このコーナーはタイトルの通り、料理をおいしくする“ひと工夫”をわかりやすく解説します。「なぜそれをするのか」が理解できると、料理が簡単に・おいしく・楽しくなりますよ。

 おいしいごはんを炊くために、一つ一つ疑問を解決しようと日々研究をしています。今回のテーマは研(と)いだ米の「ざる上げ」についてです。皆さんはやったことがありますか?

 ネットを調べると、米にひびが入って良くないとか、粒立ちが良くなるとか、賛否両論があります。いろいろな意見を参考にしながら実験してみました。

 研いだ後に(1)ざる上げ25分(2)浸水25分(3)15分浸水・10分ざる上げ-の3種類を同じ条件で炊いてみます。結果、(3)が一番甘みも強く、粒立ちも良い、まるでお米自慢の旅館の朝食のようなごはんが炊けました。

 どうやら、米の中心までしっかりと浸水しながらも全体の浸水量は適度に調整された状態が良いようです。浸水の温度や時間の検証はまだまだ必要なので、これからも調査を続けていきます。皆さんも実験してほしいことがありましたら、私のSNSにご連絡ください。

 詳しくはYouTube「COCOCOROチャンネル」で解説していますので、こちらもぜひご覧ください。また会いましょう。したっけ!

YouTube「COCOCOROチャンネル

★今回の動画はこちら

<おおにし・てつや>
 1982年本別町生まれ。本別高、専門学校を卒業後、自動車整備士、旅行会社の添乗員などを経て、2016年3月に趣味の料理で旭川市にて起業。「0024(おおにし)クッキングスタジオ」として出張料理・ポップアップレストラン等の活動の後、2017年3月東京都調布市にて合同会社teamsupportと共同でダイニングバー「COCOCORO」を開店。著書に「COCOCORO大西哲也のドヤ飯」「COCOCORO大西哲也の神だれ無限レシピ」(大和書房)、「COCOCORO大西哲也のレンチン レベチ飯」(扶桑社)。

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫

 十勝毎日新聞をご覧の皆さま、はじめまして。クッキングエンターテイナーの大西哲也と申します。本別町出身で、今は東京で飲食店を経営しながらYouTubeで料理動画を配信したり、料理で人に喜んでもらうためにさまざまな活動をしております。これから時々このせいかつ掲示板で料理のお話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

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