十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年12月号

特集/新店でめぐる2024年

新店でめぐる2024年(9)「十勝の気になる新店~THE BEER TOKACHI、タカノビールスタンド、懐メロカフェ ぺっぷろ」

左から柑橘系の香りのオリジナル〈Harunire〉1,000円、札幌・ストリート ライト ブルーイングの、ハスカップを使った〈HasNap Gose〉1,150円。各Mサイズ

 Chai編集室が気になる2024年オープンの店をピックアップ。間借り店にビール専門店、雑貨屋や宿泊施設などトレンドの新店をチェックしよう!

アルコールも個性派の時代 ビール専門店がオープン
帯広 THE BEER TOKACHI(ザ ビアー トカチ)
10.5 OPEN 量り売りもOKなクラフトビール専門店

 カフェかと思いきや、カウンターにビールの注ぎ口・タップがずらり。代表の福島健太さん、札幌「ストリートライトブルーイング」の醸造家・黒川雄太さんなど、本別出身の仲間が「十勝でクラフトビールの文化をもっと広めたい」と、開いた専門店だ。樽生10種類と、ボトルや缶も入れ替わりで、国内を中心に個性豊かな醸造所のビールを味わえる。すべてテイクアウトOKなので自宅でも楽しもう。

樽生の量り売りには炭酸対応のグラウラーを。各5,500円

〈Harunire〉の缶750円は写真家・阿部裕輔さんの作品をイメージして醸造。新作は12月に発売

樽の冷蔵庫やビールを注ぐタップも福島さんの自作。昼飲みも気軽に!


帯広市西1条南8丁目2
Tel:080・8705・2440
営:月~土曜・祝前日は14時~22時(LO30分前)、日曜・祝日は12時~22時(LO30分前)
休:不定(インスタグラムで確認を)
Instagram:the_beer_tokachi




円筒氷冷式スイングカランビールサーバーを十勝で初めて導入


帯広 タカノビールスタンド
7.29 OPEN 昭和初期のビールの味が令和に復活!

 昭和初期まで使われていたサーバーを復刻し、独自の注ぎ方でビールを提供。用意するのはサッポロ黒ラベルのみだが、注ぐ方法によって5通りの味に変化するのが面白い。25mのホースを通し、「スイングカラン」という注ぎ口から一気に流し入れることで、炭酸が抜けてまろやかな飲み口に。まずは〈1度注ぎ〉750円からお試しを。

店主の髙野洋平さんは、「昭和のビール」にほれ込んで店のオープンを決意


帯広市西2条南10丁目20-4
Tel:090・9083・9303
営:16時~LAST
休:日曜
Instagram:takanobeerstand



店内には年代別でヒット曲のランキングなども展示する。月曜は2人以上で貸し切りも可


趣味の集いも復活 好きな音楽で盛り上がろう!
本別 懐メロカフェ ぺっぷろ
6.7 OPEN 昭和&平成の名曲に気分はハッピー!

 店内には70年代から90年代のヒット曲を中心とした、シングル盤レコードやCDがずらり。2000年代前半に流行したJ–POPのCDも含めると、約700点に及ぶ。好きな曲を選び、店内で流すのがぺっぷろでの楽しみ方。懐メロを愛するオーナー・小林正人さんの思いが伝わる空間だ。

 「昔の曲は歌詞も素晴らしい。レコードの柔らかな響きとともに楽しんで」と小林さん。色あせない名曲をBGMに家族や友人と盛り上がろう。

〈手作りシフォンケーキ〉300円。フリードリンク制で、写真はウーロン茶

オーナーの小林さんはピアノの演奏が得意。リクエストにも応じてくれる


本別町西仙美里16-23
Tel:090・7707・5190
営:13時~17時(土曜は10時~)
※変更の場合あり。詳しくはインスタグラムをチェック
休:火~金曜(土・日・月曜営業)
Instagram:ongakukan_peppuro
※フリードリンク制。30分450円、1時間700円

※フリーマガジン「Chai」2024年12月号より。
※撮影/辻博希、辰巳勲、平栗玲香。写真の無断転用は禁じます。