十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年12月号

特集/新店でめぐる2024年

新店でめぐる2024年(2)「今行きたいカフェ~Cafe Kringel(クリンゲル)」

〈いちごデニッシュ〉780円、〈ホットコーヒー〉550円。珈琲はサワラコーヒー(帯広)オリジナルブレンド。苦味と酸味のバランスが良く、スイーツの甘さと相性抜群

 店主の個性やトレンドが反映するカフェは、今年の顔ともいえる存在。注目の新店がそろっています。十勝カフェ巡りの参考にどうぞ。

芽室 Cafe Kringel(クリンゲル)
2.22 OPEN

 仕出しや焼き肉店を経営する「めむろプラニング」が手掛けるおしゃれなカフェ。週末限定のイベント「ちいさな森のマルシェ」を開催していた場所に「通年楽しめる居心地のいい場所を作りたい」と2月にオープンした。大きな窓がある店内は外から明るい日差しが差し込み、四季折々の自然を感じさせてくれる。

 店の看板メニューは、店で焼き上げ、出来たてを頬張れるハート型のクリンゲル・デニッシュ。パン生地は町内のパン屋「あさひや」から仕入れ、口に入れるとサクッとした食感の後に、バターの香りがジワリと広がる。〈生ハムチーズデニッシュ〉など食事系メニューもどうぞ。

 「森やカフェを使ったイベントもできたら。地域の人と人のコミュニケーションの場所に」とオーナーの川上徹さん。「ゆっくりしていってくださいね」と話すスタッフの優しさに甘えて、時間を忘れてつい長居してしまう。

スタイリッシュな店内。窓から望める小さな森には、リスやモモンガ、キツツキなどの野生動物が訪れる

芽室町産の特産物を販売。店のオリジナル商品も購入できる

後列左からオーナーの川上徹さん、店長の小林一樹さん、スタッフの皆さん

まかないから生まれた〈ビーフカレー&ルーローハンのあいがけ〉1,200円。混ぜて味わってもおいしい


芽室町上芽室基線4-11
Tel:080・7129・3881
営:11時~16時
休:水・日曜(11月~3月)、水曜(4月~10月)

※フリーマガジン「Chai」2024年12月号より。
※撮影/平栗玲香。写真の無断転用は禁じます。