十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年12月号

特集/新店でめぐる2024年

ととのえる、春(6)「整体~きちんと正しい姿勢に整える」

 寒さで縮んでいた体を伸ばし、姿勢を整えよう。整体とヨガの、心地よく体を整える方法をご紹介!

気を付けて!悪い姿勢になってない?
 生活習慣でいつの間にかゆがんでいる姿勢。悪い姿勢は肩凝りや腰痛などの不調、顔や首元のたるみなどの原因のひとつ。


正しい姿勢/体の前後(腹側・背側)の筋肉のバランスが取れて、耳・肩・大転子(だいてんし)・膝・くるぶしが一直線になっている状態。重心はつま先とかかと両方にかかり、骨盤が「立っている」。
※尻の横に手を当てて足を前後に振った時に動く骨

猫背/スマートフォンの普及とともに、肩甲骨あたりから前傾した「スマホ首」と呼ばれる猫背が増加。顔や首のたるみはもちろん、顎の可動域が制限されるために顎関節症を誘発することも。常に前屈した姿勢なので内臓が圧迫され、血流が悪くなると自律神経などにも悪い影響が。

反り腰/女性に多い姿勢。重心がつま先にあり、骨盤が前傾している。頭・肩・かかとを壁に付けて立った時に、腰の後ろの隙間に手が簡単に入る人はご注意を。おなかが強調されてスタイルが悪く見えるだけでなく腰痛や、ひどい場合は骨盤底筋が緩み尿漏れの一因になるかも。

スウェイバック/重心がかかとにあり上半身が後ろに倒れ、腰や膝、つま先が肩より出ている。重心をとるために無意識に体の前で手を組み、がに股になる傾向が。腰痛、肩凝りのほか、座骨神経痛のリスクが高まる。男性に多い。

整えPOINTをストレッチ
 無理せず、ゆっくり。心地よく体を伸ばそう。

首:顎を出すように顔を上に向けて、首の前側の筋肉を伸ばす。舌を上に突き出すとさらにGOOD

肩:手を外側にひねり、腕を斜め後ろに引きながら肩と腕の筋肉を伸ばす。後ろで手を組み、肩甲骨の下部を寄せるように斜め下に腕を引っ張る。胸を開いて胸と肩、腕の筋肉を伸ばす。肩に力が入らないように注意を

骨盤:へその下に軽く力を入れて立ち、つま先とかかとにバランス良く重心を置き、骨盤を床に対して垂直に立てる。顔を正面に向け、バンザイをしながらおなかと腰の筋肉をゆっくりと伸ばす


<教えてくれた人>

店長 吉田資さん

整体師 野中清香さん「いい姿勢にはラジオ体操が有効です。深呼吸の動きだけでもストレッチになりますよ!」


<リラクゼーション整体・フット せきぐち>
帯広市東3条南9丁目-1
Tel:0155・23・5783
営:9時~翌1時(予約優先)
休:なし
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※フリーマガジン「Chai」2023年3月号より。