英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然ｔｗｅｅｔ＠Ｄｅｖｏｎ（３２)「イギリスのデジタル化」

　Hi there! How are you keeping up with the cold weather?

　ロンドンに暮らしていた2001年ごろは日本の方が断然ハイテク先進国でした。しかし5年前、日本から戻り、まず驚きだったのは行員が不在で機械に囲まれた銀行内。そして現在、イギリス国内のデジタル社会事情にはめまぐるしい発展を強く感じます。

　各家庭にiPadが必須で、学校の宿題・連絡、病院予約…何から何までオンラインが頼り。電話よりもメールの方が正確で、迅速な対応も可能なため、80歳でも90歳でも携帯やタブレットを使わないと医師に会えないのです。また、公共Wi-Fiも多く、バスでも電車でも道端でさえネットサーフィンやSNSでのコミュニケーションができます。

　最近はさらに情報収集をSNSに頼る傾向が強く、先日の新聞には「会社の人材採用においても履歴書の名前から事前にFBなどをチェックし、面接の前に人物像を把握するのが望ましい」との提案が掲載されていました。個人情報保護法もなんのその。逆に個人の情報をオープンにして、昔払ったローンの利息を返金してもらうビジネスまであるほど。住めば住むほど、驚きの国（笑）。

◆英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然tweet@Devon
幕別町出身、英国Devon在住のマリノ みどりさんが英国の日常や文化などを紹介するＣｈａｉの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2018年2月号より。
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