英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然ｔｗｅｅｔ＠Ｄｅｖｏｎ（４２)「なんでもひねりを利かせるイギリス?」

　夫が生まれたLondonのCarnaby street。ここは東京でいうと原宿の竹下通りのような、キッチュ＆ファンキーでおしゃれな通り。ここに住居が?なんてイギリス人の誰もが疑うほどのファッションのメッカ。クリスマスが近づくと、ひときわユニークでオリジナルなライティングが話題になります。

近ごろは東京の青山や赤坂のクリスマスイルミネーションが、スケールの大きいデザインで実に圧巻ですが、イギリスでは豪華さよりもメッセージ性が強いデザインに感心させられます。皮肉屋で笑いが好きなこの国の人たちは、“単純に美しい”飾りではなく、世間に何かを訴えるインパクトがあり、一般人の度肝を抜くような突拍子もないデザインがお好みのよう。

　クリスマス、人々は豊かで平和な一年がまた訪れることを願い、祈ります。私たちが引っ越してきたのはちょうど6年前の12月。どこもかしこも幸せがあふれ、ただ道を行き交う人までもがみんな笑顔だった記憶があります。まるで大人も子どももクリスマスに起こる奇跡を待ちわびているかのように。

　Wishing you all a very merry Christmas and a happy New Year!

◆英国から十勝を想う…マリノみどりの徒然tweet@Devon
幕別町出身、英国Devon在住のマリノ みどりさんが英国の日常や文化などを紹介するＣｈａｉの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2018年12月号より。
※写真の無断転用は禁じます。