十勝で涼む(7)「体感-5℃?背筋も凍る怖(こわ)カルチャー」
引き込まれること間違いなし!怖い話芸イベント
怪談師がいざなう恐怖の世界
まくまくサマー2024 怪談LIVE 8月4日(日)
幕別で毎年人気の祭りに、怪談イベントが登場!札幌の怪談ライブバー「スリラーナイトすすきの店」で活躍する話し手「怪談師」が、臨場感たっぷりに恐怖の物語を披露する。怖いけれど、最後までステージから目が離せない。
そのほか講堂での楽器演奏やダンス発表、ゲームコーナー、幕別清陵高校・オール部による手作り縁日、スタンプラリーなど、盛りだくさんのイベントが用意されている。怪談が苦手な人もぜひ!
時:怪談LIVE 第1話13時~、第2話15時~
(「まくまくサマー2024」は10時~16時)
場所:幕別町百年記念ホール(幕別町千住180-1)
料:入場無料
Tel:0155・56・8600(同ホール)
ぞわっと!真夏の紙芝居~東館千鶴子の怪談三連発~ 8月11日(日)
十勝在住の朗読家・文筆家、東館千鶴子さんによる紙芝居のイベント。年に4回開かれており、8月は古典や名作を中心とした大人向けの怪談を披露する。イベント後はコーヒーやデザートを味わいつつ、東館さんと会話を楽しめる。毎月第1土曜、もしくは日曜に行われている朗読会「朗読サロン」も好評。
時:10時30分~
場所:喫茶 コーヒーフレンド(帯広市西3条南15丁目 池田ビル1F)
料:1,000円
Tel:090・9518・0345(東館事務所)
※定員12人。電話で予約を(定員になり次第締め切り)
bun cafe(ブン カフェ)納涼祭~ココロとカラダ涼むとき
十勝・段落落語の会 其の一inブンカフェ
ちょいと怖くて面白い!怪談咄の会 8月18日(日)※「納涼祭」は8月15(木)~18日(日)
今年の4月に音更町文化センター内で開店したブンカフェで、上映会や朗読会などを行う「納涼祭」が開かれる。怪談落語の会には、「道東落語倶楽部 こてんこてん」のメンバー、綴家段落さん、西遊亭競馬さんが出演。落語の幽霊話だけに、怖さより笑いの要素が強め。怖がって、爆笑して、暑さを吹き飛ばそう。
そのほかのプログラム
・8月15日(木)18時30分~21時「遠い約束~桜の幻影~シアターライブ上映会」
・8月16日(金)18時30分~20時「オブンガク堂cafe 夢みる星空音楽会 mini」
・8月17日(土)17時30分~18時45分「劇団OBSN旗揚げ準備公演 vol.1 心にのこる日本の昔ばなしお話会」
※開場は各開演の15分前
時:15時30分~16時45分 ※予定(開場15時15分)
場所:bun cafe(音更町木野西通15丁目8 音更町文化センター内)
会費:500円(ドリンク代)
Tel:090・7583・9282(段落さん)
※定員30人。電話かショートメールで予約を
※イベント全体への問い合わせは
Tel:080・6519・2592(bun cafe)
怖い…と思いながらもついつい見てしまうホラー作品
<ホラー映画>
残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋
●監督/中村義洋
●出演/竹内結子、橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一
あなたは考えたことがありますか?今、自分が住んでいる場所に、過去どんな人が住み、どんな事件があったかを。住んでいる部屋で奇妙な音がすることから調査を始めた主人公。ある真相にたどり着き、さらなる事件に巻き込まれていく―。
仄暗(ほのぐら)い水の底から
●監督/中田秀夫
●出演/黒木瞳
離婚調停中の松原と娘は新しく住み始めたマンションに不穏な気配を感じ取る。室内の湿気、子どもの足音、赤いバッグ。少女行方不明事件と複雑に絡み合う中で、娘を守ろうとする母親の姿を描き出す。
死霊館
●監督/ジェームズ・ワン
●出演/ヴェラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン
1971年にアメリカ・ロードアイランド州で実際に起きた事件を基に描くサスペンスホラー。一軒家に引っ越してきた7人家族に、その土地にまつわる恐ろしい事象が降りかかる。
取材協力
TSUTAYA 帯広WOW店 帯広市西4条南29-1-8
マルチショップWOW B棟 Tel:0155・27・8788
※レンタル料は店舗へ問い合わせを
<ホラー小説>
夜市
●恒川光太郎著 角川書店 572円
日本ホラー小説大賞受賞の作品。妖怪たちが品物を売る不思議な市場「夜市」に迷い込んだ主人公。そこで弟と引き換えに「野球の才能」を購入する。弟を売ったことに罪悪感を抱き続け、弟を買い戻すために再び市場に足を踏み入れる。
ドグラ・マグラ(上)
●夢野久作著 角川文庫 572円
「これを読む者は一度精神に異常をきたす」とまで伝えられる奇書。昭和10年に1,500枚の書下ろし作品として出版され、当時の読書界に多くの話題をよんだ。殺人事件の真犯人や動機、犯行手口などを学術論文と組み合わせ明らかにしていく。
狂気の山脈にて クトゥルー神話傑作集
●H・P・ラヴクラフト著
翻訳/南條竹則 新潮文庫 880円
南極大陸の山脈に足を踏み入れた探検隊が次々と恐ろしい体験に見舞われる。無事帰還した隊長が、今後の南極探検を警告すべく書き遺した手記。20世紀にアメリカで創作された架空の神話「クトゥルー神話」から選出し、新たに訳出した短編集。
◆教えてくれた人
ヴィレッジヴァンガード 帯広店
帯広市東6条南5-14
Tel:0155・28・5607
営:10時~23時
休:なし
※フリーマガジン「Chai」2024年8月号より。
十勝で涼む
エアコンなしで快適に夏を過ごせたのは昔の話。年を追うごとに夏が長く、暑くなっています。猛暑の中でも健やかに過ごせるように、「涼む」情報をお届けします。